Angelwaxのスポンジバフ(ブルー)
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研磨力と用途:
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ミドル研磨、軽い傷の除去: 赤色やオレンジ色ほどの強い研磨力はありませんが、軽い洗車傷、細かなスクラッチ、バフ目の除去、ウォータースポットの軽減などに適しています。
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中間研磨・仕上げ前: 研磨力が強すぎる赤色やオレンジ色で初期研磨を行った後に、研磨目を整え、次の最終仕上げ工程への準備として使用されることが多いです。
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淡色車でのワンステップ: 比較的傷が目立ちにくい淡色車であれば、青色バフと適切なコンパウンドの組み合わせで、傷消しから仕上げまでをワンステップで行える場合もあります。
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ホログラム除去: 軽いホログラム(オーロラマーク)の除去にも効果的です。
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相性:
- Angelwax製のコンパウンドはもちろん、RUPES(ルペス)社のビッグフットシリーズなど、様々なポリッシャーやコンパウンドとの相性が良いとされています。
- 特に、デュアルアクションポリッシャーとの組み合わせで、熱の発生を抑えながら安定した研磨が可能です。
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構造:
- 一部のAngelwaxバフには「サンドイッチパッド」と呼ばれる、EVAラバー製のインターフェース層が組み込まれているものがあります。これは、デュアルアクションポリッシャー使用時の熱の蓄積を抑え、塗装面への圧力をより均一に伝える効果があります。これにより、より快適に作業ができ、スクラッチやホログラム、ウォータースポットなどの除去を助けます。
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耐久性:
- 他のAngelwaxバフと同様に耐久性が高く、適切な手入れ(トルネードガンや手洗いでの洗浄・乾燥)を行うことで繰り返し使用が可能です。
注意点
青色バフは中間的な研磨力を持つため、使用上の注意点はオレンジバフと共通する部分が多いです。
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コンパウンドの選定: 青色バフには、中目~細目のコンパウンドを組み合わせるのが一般的です。目的とする仕上がりに合わせて選びましょう。
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塗装への影響: 研磨しすぎや過度な熱の発生には引き続き注意が必要です。特に濃色車では、研磨目が目立ちやすい場合があるので、細部の確認を怠らないようにしましょう。
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バフの清掃: 定期的にバフに付着したコンパウンドのカスや研磨カスを取り除くことで、安定した研磨性能を維持できます。
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最終仕上げ: 最高の艶を求める場合や、濃色車でわずかな研磨目も許容できない場合は、青色バフの後にさらに柔らかい仕上げ用バフ(例:Angelwaxの黒色バフなど)と極超微粒子コンパウンドを使用して、最終的な磨き上げを行うことをお勧めします。
Angelwaxの青色スポンジバフは、赤やオレンジで除去した深い傷の後の研磨目を整えたり、比較的軽微な塗装のダメージを単独で処理したりするのに非常に適した、汎用性の高いパッドと言えるでしょう。